■ MUKU-DATA  東桂苑  関川村  

  ・明治38年渡辺家八代善保(ヨシヤス)の四男善俊(ヨシトシ)氏が分家して建築。

先週末の続きですが、渡邉邸の横に東桂苑はあります。
正面玄関はなかなかの作り。内部の大きな梁(多分、松かと思います)も見応えがありました。

家族の間の天井が面白かったですね。

ここの初代当主善俊氏は碁が大変に好きで寝室の天井を
碁盤の目に見立てて竿縁を流したそうです。「碁天井」!このような天井は初めて見ました。
隣の部屋の天井は大きな節。小判の天井との事です。
節のある木は一般的には安い、、、でもこの節は違います。立派な杉の大きな節です。
なかなか生き節では取れません。
桧もそうですが、特一(細かい節がある並材)と生き節(大きな節を意匠とする)では価値が全然違います。
当時建築するにあたって、当主と大工がどのように木で遊ぼうかと話合っている姿が目に浮かびます。
木を使って遊んでいた(デザイン)事が、羨ましいですね。
大工も材木屋も遣り甲斐があった事でしょう!


いろんな物で溢れている現代はなかなか木で・・・ という訳にはいきませんかね?

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